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セラミック球

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概要

特徴

硬度が非常に高く、高温強度が大きく、耐摩耗性や耐食性にも優れ、またほとんどの薬品にも侵されないという、物理的にも科学的にも極めて安定した特長をもっています。
耐熱・耐摩耗ベアリング、耐薬品バルブなどの幅広い用途に用いられます。


用途

  • 耐薬品バルブ
セラミック球

セラミックの種類

酸化物系セラミックス

  • アルミナ(Al2O3)・・・常温強度、耐食性、電気絶縁性に優れている。
  • ジルコニア(ZrO2)・・・高融点を持ち化学的安定性が良く、熱伝導率が低い。

非酸化物系セラミックス

  • 窒化珪素(Si3N4)・・・熱膨張係数が小さく、耐熱衝撃性の大きい、耐熱耐クレープ性に優れている。
  • 炭化珪素(SiC)・・・1600℃までほとんど強度低下がなく、耐熱性に優れている。

材質別特性と用途

酸化物系セラミックス

アルミナ(Al2O3) ジルコニア(ZrO2)
焼結方法 常圧焼結法 常圧焼結法
かさ比重 3.80~3.90 6.00~6.08
硬さ HV 1500以上 1200以上
ヤング率 GPa 380 210
熱膨張係数(×10-6/℃) 7.5~7.8 10.0~11.0
用途 耐薬品、耐摩耗性が要求されるバルブ用ボールとして多用されます。 高強度高靱性のセラミックとして機械的機能の良さで使用されます。

非酸化物系セラミックス

窒化珪素(Si3N4) 炭化珪素(SiC)
焼結方法 常圧
焼結法
雰囲気加圧
焼結法
熱間静水圧
焼結法
常圧焼結法 反応焼結法
かさ比重 3.21~3.23 3.10~3.15
硬さ HV 1300~1500 1400~1600 3000以上
ヤング率 GPa 320 400
熱膨張係数 2.8 3.9~4.6
用途 耐熱、耐摩耗ベアリング用ボール、その他幅広い用途に対応出来ます。

寸法精度

単位:μm

等級 直径不同(最大) 真球度(最大) 表面粗さ(最大) ロットの直径の
相互差(最大)
G3 0.08 0.08 0.010 0.13
G5 0.13 0.13 0.014 0.25
G10 0.25 0.25 0.020 0.5
G16 0.4 0.4 0.025 0.8
G20 0.5 0.5 0.032 1
G24 0.6 0.6 0.040 1.2
G28 0.7 0.7 0.050 1.4
G40 1 1 0.060 2
G60 1.5 1.5 0.080 3
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